市教育長を文書訓告・長井 体罰問題で市教委

市教育長を文書訓告・長井 体罰問題で市教委
山形新聞 2013年6月13日(木)11時47分配信

 長井南中教諭による体罰問題を受け、長井市教育委員会は12日、監督責任を怠ったとして、加藤芳秀市教育長を文書訓告処分としたと発表した。

 同日開かれた市議会全員協議会で加藤弘二教育委員長が報告。処分理由として加藤委員長は「監督不行き届きで教育現場の信頼を失墜させた」などを挙げた。10日の市懲戒処分審査会で文書訓告が相当と決まり、11日の市教委で最終決定した。同席した加藤教育長は「申し訳なく、おわびする。反省点を生かし再発防止を図る」と述べた。

 県教育委員会が10日に停職3カ月の処分を決めた長井南中のバレーボール部元顧問の体罰疑惑が以前指摘された際、加藤教育長は同校の校長を務めていた。既に退職しているため、校長当時の管理監督責任は問われない。報告を受けた市議の一部から「体罰問題の全容が明らかになっていない段階で処分を出すのはおかしい」「原因究明の手を緩めないでほしい」といった意見が出た。

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