「いじめで適応障害に」=中学生が別府市など提訴―大分

「いじめで適応障害に」=中学生が別府市など提訴―大分
時事通信 2013年6月20日(木)14時33分配信

 学校がいじめに適切に対応しなかったため適応障害になったとして、大分県別府市の市立中学3年の男子生徒(15)が20日、市や校長らを相手に約140万円の損害賠償を求める訴訟を大分地裁に起こした。
 訴状によると、男子生徒は2011年に入学し、バスケットボール部に入部。その直後から同部の同級生から殴る蹴るなどの暴行を受けるようになった。同年7月ごろ、男子生徒の母親が学校側に相談したが、有効な防止策は取られなかった。
 いじめは12年夏ごろまでにエスカレートし、今年1月には学校側が、部活動の練習中にズボンを下げたり、蹴ったりする暴行があったことを認める調査結果を母親に報告した。しかし、校長が加害生徒に対して適切な処分や指導を行わなかったため、いじめはなくならなかった。

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