有明中の教諭、不起訴処分に 剣道部体罰
佐賀新聞 2013年06月27日更新
杵島郡白石町の有明中で昨夏、剣道部1年の男子生徒が体罰を受けけがをした問題で、佐賀地検武雄支部は26日、傷害の疑いで書類送検された当時顧問の男性教諭(50)を不起訴処分(起訴猶予)にした。
地検は処分理由について「あえて刑事罰を求める事案ではないと判断した」としている。
書類送検容疑などによると、男性教諭は昨年8月23日、同校近くの体育館であった練習試合後の指導中、正座していた生徒の練習態度をとがめ、頭や右太ももを竹刀でたたいて5日間のけがをさせた疑い。
町教育委員会は今年2月に教諭を厳重注意しており、「今回の問題を重く受け止め、体罰防止に引き続き努めていく」とコメントした。