<学校事故>転落で後遺障害、大阪府に賠償命令
毎日新聞 2013年7月29日(月)19時51分配信
大阪府立箕面高校(箕面市)に在学中、体育館の天井部分から転落し、視力低下などの後遺障害を負った元男子生徒(21)らが府に計約5100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、大阪地裁であった。佐藤哲治裁判長は、学校側が安全対策を怠ったと認め、府に約2400万円を支払うよう命じた。
判決によると、バレーボール部に在籍していた元生徒は2009年8月、ボールの後片付けのため天井部分にはしごで上ったところ、通路脇の板を踏み抜き、約7メートル下に転落。右手首や顔の骨を折り、左目の視力低下や視野が欠けるなどの後遺障害が残った。
判決は、07年にも同様の事故があったのに、学校側がはしごを使用できなくするなどの措置を取らなかったと指摘。顧問の教諭も部員に対して天井に上がらないよう注意を徹底していなかったとして、府の責任を認めた。
中原徹・府教育長は「判決の内容を精査した上で、控訴するかどうかも含め検討する」とコメントした。【渋江千春】