県条例違反容疑で教諭逮捕 スカートの下にカメラ
2013年7月25日 読売新聞
女子高生のスカートの下にカメラを差し入れたとして、駒ヶ根署は24日、駒ヶ根市赤穂、市立赤穂小学校教諭小山真幸容疑者(28)を県迷惑防止条例違反(卑わいな行為)の疑いで逮捕した。
発表によると、小山容疑者は24日午前7時30分頃、同市内のコンビニ店で、来店していた高校2年の女子生徒2人(いずれも17歳)のスカートの下に、傘の先端に取り付けたUSBメモリー型の小型カメラを差し入れた疑い。小山容疑者は「盗撮目的でカメラを差し入れた」と容疑を認めている。
同署では23日、店舗関係者から「約1か月前から午前7時30分頃に傘の先端を女子高生のスカートに近づけている怪しい人がいる」との通報を受け、同署員が24日朝、張り込んでいた。
市教委によると、教諭は学級担任。24日夜に会見した小木曽伸一市教育長は、「県下一丸となって非違行為の根絶に取り組み、7、8月は県の指示で校内研修に取り組んでいる最中だった。監督者として重さを感じ、深く反省している」と謝罪した。
県内では今年度も教員による不祥事が相次いでおり、女子中学生に現金を渡して淫らな行為をしたとして、を免職処分とするなど、今月11日までに9件の懲戒処分を行っている。県教委の笠原千俊教育次長は報道陣の取材に「大変重く受け止めており、県民に申し訳ない。私たちの取り組み自体を見返さないといけない」と話した。