長井南中男性教諭の体罰14件 09年8月以降、市教委は公表せず
山形新聞 2013年8月3日(土)9時58分配信
昨年12月、生徒に鼓膜損傷のけがを負わせ、口止めした長井南中バレーボール部元顧問の男性教諭(33)の体罰が、2009年8月以降、計14件に上ることが2日までに分かった。被害を受けた生徒は男女計15人。長井市教育委員会は今年3月19日、学校から14件についての調査報告書を受け取ったが、これまでの市議会全員協議会などでは一部の説明のみで、14件全ては公表していなかった。
昨年12月の体罰は今年2月に発覚。その後学校側が聞き取り調査をし、14件の事案を市教委に報告した。生徒への体罰の内容は平手や拳による殴打のほか、頭髪を10本程度抜いたケースも。夏に走らせ続け熱中症の疑いの状態になったり、廊下などで1時間ほど正座を強いたこともあった。市教委は5月1日の市議会全員協議会などで、12年度の体罰実態調査の結果を中心に事案の一部を説明しただけだった。この点について市教委は「全員協議会などでは再発防止策の質問が多く、その対応に追われた。隠すという意図は全くなかった」としている。
男性教諭は鼓膜損傷の体罰による傷害と暴行の疑いで書類送検され、起訴猶予処分になった。県教委は停職3カ月の懲戒処分とした。