湯河原中2男子自殺:町教委が第三者委設置、10日に会合/神奈川
カナロコ by 神奈川新聞 2013年8月8日(木)0時0分配信
湯河原町立湯河原中学校2年の男子生徒(13)が4月に自殺した問題で、町教育委員会は7日、いじめと自殺の因果関係などについて調査する第三者委員会「町いじめに関する調査委員会」を設置し、10日に初会合を開くと発表した。
メンバーは、臨床心理士の小林正稔、精神科医の清家洋二、弁護士の影山秀人、NPO法人理事長の西野博之、元県立高校校長の諸岡紀夫の5氏。
委員会は、今回の問題を受けて制定した条例に基づくもので、町教委の付属機関との位置付け。町教委からの諮問を受け、いじめの事実や自殺との関係、町教委の対応などを調査。非公開の委員会を10回前後開催し、年内をめどに答申する予定という。
男子生徒は4月10日午後、自宅で首をつって自殺した。町教委が対策本部を設置して生徒らへの聞き取りやアンケートを実施した結果、頭などを手でたたくといった暴力行為や物を隠したりする嫌がらせなどがあったことが判明。町教委は「日常的ないじめが自殺に関係した可能性がある」との見解を示している。