女子バレー部員の腰を蹴る、顧問の男性教諭謝罪
2013年8月7日11時10分 読売新聞
山口県萩市立萩東中学校で、女子バレーボール部の顧問を務める50歳代の男性教諭が今月3日、部員1人の腰を蹴るなどの体罰を加えていたことがわかった。
同校は教諭を顧問から外す方針。
同校によると、教諭は3日午前9時頃、バレー部の練習中、この部員と練習方針を巡って口論になり、座っていた部員の頭を手で小突いたり、腰を少なくとも2回蹴ったりした。部員にけがはなかったが、泣いていたという。教諭と校長らは同日午後、部員の自宅を訪れて、謝罪した。
教諭は今年度から、同部の顧問になった。学校の聞き取りに対して「指導法について指摘され、カッとなった。反省している」と説明している。部員は「意見したことは申し訳ないが、体罰を受けるのは嫌だ」と話しているという。
この問題を受け、同校は体罰の現場にいた部員約20人に5日、聞き取り調査を実施。この結果、教諭が7月末にも練習中、同じ部員の頭を小突いていたことがわかった。
同校から報告を受けた萩市教委も現在、事実関係を調査中で、「事実を確認し次第、教諭を厳重に注意する」としている。