県立高野球部監督、部員にボール投げつけ

県立高野球部監督、部員にボール投げつけ
2013年10月1日 読売新聞

 7月の第95回全国高校野球選手権記念岡山大会で、30年ぶりに8強入りした岡山県立興陽高野球部監督の男性教諭(44)が、1年生の部員7人の顔を平手でたたくなどの体罰をしていたことがわかった。

 同教諭は昨年にも部員を平手打ちしたとして、今年5月に県教育委員会から口頭で注意されていたことも判明。県教委は4日に教諭の処分を決める。

 県教委が30日の県議会文教委員会で明らかにした。

 県教委によると、教諭は今年5〜8月、1年生7人が練習に集中しないなどとして、9回にわたって平手で頭や顔をたたいたり、至近距離からボールを太ももに投げつけたりし、うち1人は下唇が腫れた。8月6日、県教委に匿名の電話があり、教諭らへの聞き取りで判明した。

 男性教諭は2008年に監督に就任。同部顧問は4人いるが、教諭の体罰を見ながら、止めなかったという。

 日本学生野球協会は9月10日、男性教諭を8月8日から6か月の謹慎処分としている。中杉光廣校長は「体罰が継続してしまったことに対し、深くおわび申し上げる。体罰が許されないことを改めて指導する」とのコメントを出した。

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