上海の学校制服でまた発がん性物質の指摘、改善策も行き届かず―中国
XINHUA.JP 2013年10月16日(水)10時11分配信
中国上海市の品質監督部門がこのほど公表した市内の学校の制服品質調査報告で、抜き取り検査をした30点のうち、7点が不合格だったことが分かった。このうち1点は発がん性物質の芳香族アミンを生成する可能性がある染料が使用されていた。毎日経済新聞が15日伝えた。
同市ではにも発がん性物質を含む可能性がある制服が存在すると指摘され、注目を集めた。その後、市は一連の措置を発表して監督を強化したが、原材料の調達・加工といった細かい部分までは監督が行き届いていない。また、学校が制服を採用する際の手順なども不透明で、改善が期待されている。
今回、問題が指摘された制服のうち1点は発がん性物質が含まれる可能性があり、ほか6点は繊維の質やpH値が基準に照らして不合格だった。いずれもすでにメーカーに回収された。
(編集翻訳 恩田有紀)