柔道館長、中学部員に平手打ち「体罰ではない」

柔道館長、中学部員に平手打ち「体罰ではない」
読売新聞 2013年10月21日(月)8時18分配信

 相模原市立相原中学校(相模原市緑区、松本雅之校長)柔道部の部員3人が、部活動に協力する地域の柔道場の男性館長から、練習の際に平手打ちなどの暴力を受けたと訴えていることが20日、市教委への取材でわかった。

 市教委は「不適切な行為。今後一切ないようにしてもらいたい」と館長に改善を求めた。

 相原中柔道部は強豪として全国に知られる。学校などによると、部員23人全員がこの道場に所属し、うち22人が道場の寮に住み込んで練習している。

 館長は取材に「試合前や練習中に気合を入れる意味で背中や尻を軽くたたくことはあるが、決して体罰ではない」と暴力を否定している。

 館長ら道場の2人は学校の「外部指導者」として登録され、校内での指導はしないが、部員の強化に協力し、対外試合にはヘッドコーチとコーチとして同行している。

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市立中の柔道部活、道場に「丸投げ」20年
読売新聞 2013年10月21日(月)14時36分配信

 相模原市緑区の市立相原中学校(松本雅之校長)の柔道部員が、部活動に協力する道場で暴力を受けたと訴えている問題で、部員たちは2010年10月まで道場だけで練習を行い、相原中として対外試合に出場していたことがわかった。

 市教委は実態を把握しながら黙認していたといい、「部活動の指導を道場に丸投げしていた。不適切だった」と説明している。

 道場などによると、現部員23人全員がこの道場に所属。このうち22人は道場の寮で生活し、同校に通学している。部員の寮生活や「丸投げ」の状態は20年ほど前から始まっていたが、市教委から指導などはなかった。しかし10年10月に外部から、「公立中学校の部活動の姿としておかしい」との指摘があり、市教委は同校に対し、校内で練習するよう指示したという。

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