鹿屋元校長セクハラ退職金返還を請求へ 鹿児島県教委 [鹿児島県]
2013年11月23日(最終更新 2013年11月23日 00時11分)
鹿児島県教育委員会は22日、民事訴訟の判決で元女子生徒へのセクハラ行為が認定された鹿屋市立中学校の元校長に対し、支払った退職金の返還請求の手続きをする方針を示した。
元生徒が市や元校長に損害賠償を請求した訴訟で、最高裁は10月、原告の上告を棄却し、元校長のセクハラを認定した二審判決が確定した。県教委は「在職期間中に懲戒免職等の処分を受けるべき行為があった」と判断。退職金支給を定めた条例に基づき、返還請求の手続きを始める。
県教委は今後、元校長から現在の生活状況などを聴取し、処分案を県人事委員会に諮った上で、教育委員会を開き処分を決める。返還請求が退職金の全額か一部かは、聴取して決めるという。元校長は昨年3月末に定年退職している。
=2013/11/23付 西日本新聞朝刊=
元校長は07年6月、練習後にドライブに誘い、車内で「かわいいなあ」「嫁にしたいなあ」などと発言し、太ももを触ったり、キスをしたりした。