1月11日、宮城県塩釜市内で、自分が出産した女の赤ちゃんを雪に埋めて殺害したとして母親が逮捕された事件で、母親は、家族と同居していたものの一人で赤ちゃんを出産し、その後、犯行に及んだとみられることがわかりました。 殺人の疑いで逮捕されたのは塩釜市北浜2丁目の派遣社員、佐藤つなみ容疑者（24）で20日夜、身柄が塩釜署から若林署に移されました。 警察によりますと佐藤容疑者は、1月11日午前6時40分頃から午前7時半頃にかけて、自宅で出産した生後間もない女の赤ちゃんを、自宅から20メートルほど離れた屋外に運び、雪に埋め殺害した疑いが持たれています。 当時、不審者がいるとの通報を受けて警察が駆け付け、赤ちゃんを発見したものの、その後病院で死亡が確認されました。 石垣綾香記者: 「通報した男性がこの道を歩いていたところ、白いポールのあたりで何かを抱えた下着姿の女性を発見したということです」 佐藤容疑者は、家族と同居していたものの自宅で一人で出産し、まもなく犯行に及んだと見られています。警察によりますと、家族は、佐藤容疑者が妊娠していたことを知らなかった可能性があるということです。取り調べに対し、佐藤容疑者は「パニックになった当時はそこまで考えられなかった」などと供述し殺意について否認しています。警察は、事件の経緯について詳しく調べています。