広島県警広島南署は23日、住所不定の無職男(32)を偽造有印公文書行使と詐欺の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は昨年3月27日午前11時25分ごろ、広島市南区南蟹屋町の貴金属などの買い取り店で店長男性(60)に偽造の運転免許証を示し、金製品を装った指輪2個を現金24万円で買い取らせてだまし取った疑い。 同署によると、指輪の主成分はタングステンと銅にもかかわらず、「18K」と刻印があったという。偽物と気付いた店側が1週間後に同署に相談して発覚した。運転免許証は容疑者の写真だが、住所、名前、生年月日が違っていた。容疑者は「黙秘します」と供述しているという。