橋の名称や完成年を記した橋名板を盗んだとして、岡山県警岡山東署は29日、窃盗の疑いで、いずれも会社員の岡山市南区、A男(32)、同東区、B男(25)の両容疑者を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀し昨年8月15日~11月28日の間、同県瀬戸内市邑久町下山田の山田橋の欄干に取り付けられていた銅製の橋名板4枚(20万円相当)を盗んだ疑い。2人は「業者に売ろうとしていた」などと容疑を認めている。 署によると、2人は会社の同僚。昨年11月に薬物事件で逮捕したB男の車の中から橋名板が見つかったという。 岡山県内では近年、銅価格の高騰を背景に橋名板の盗難が相次ぎ、28日現在で岡山市など6市町の橋61カ所で計217枚(1147万円相当)の被害が判明している。署は2人が一部に関与したとみて関連を調べる。