中国大使館の元書記官で会社社長の男ら2人が、新型コロナの休業給付金をだまし取ったとして逮捕された事件で、元書記官の男が他にも数十人の従業員にうその申請をさせていたとみられることがわかりました。 この事件は、▼元中国大使館3等書記官で飲食店を営む会社社長・徐耀華容疑者(62)と、▼元従業員の小島敬太容疑者(28)が国にうその申請をし、休業給付金およそ370万円をだまし取った疑いで逮捕されたものです。 その後の捜査関係者への取材で、徐容疑者がほかにも、実際には働いていた従業員数十人にうその申請をさせ、数億円規模の休業給付金を国からだまし取ったとみられることがわかりました。 警視庁は、徐容疑者の指示のもと、経理担当だった小島容疑者も関与したとみて、だまし取った金の流れを調べています。