「信用を得るため高齢者にウケる話を」マニュアル使って訪問か 屋根の修理が必要とウソ 特商法違反容疑の男3人を送検

必要のない屋根の修理を迫ったとして、男3人が逮捕された事件で、男らは、マニュアルを用いて工事の勧誘をしていたことが分かりました。 特定商取引法違反の疑いでけさ送検されたのは、広島市安佐南区の建設会社役員、川崎将太容疑者(34)▽同市南区の自営業、新宅蓮容疑者(26)▽同市東区の建設会社役員、矢立祐太容疑者(34)の3人です。 警察によりますと、3人は去年2月、広島市の住宅2軒で、「瓦が浮き上がっている。急いで修理しないと、隣の家に落ちて大変なことになる」などと嘘を言い、屋根の修理をさせようとした疑いが持たれています。 警察は、3人の認否を明らかにしていません。3人は、会社名と名前を偽装した名刺を渡して住宅を訪問。「付近で工事がある」と言う▽信用を得るため、高齢者にウケる話をする▽屋根を指摘して危機感をあおるーーなどと書かれたマニュアルに沿って、住民に修理を迫ったとみられています。 警察は、このマニュアルを組織的に用いていた可能性を視野に、ほかの複数人から事情を聴くなどして事件の詳細を調べています。

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