顧問ミスで県大会出場できず 佐倉の中学陸上部3人 発熱で帰宅、申し込みメール未送信
千葉日報オンライン 2020/10/3(土) 11:11配信
佐倉市立中学校の陸上部に所属する生徒3人が、顧問の40代男性教諭の手続きミスで、千葉県大会に出場できなくなっていたことが2日、関係者への取材で分かった。同校は「生徒たちの気持ちを考えるとつらい。大変申し訳なく思う」と謝罪している。
関係者によると、3人は今月3、4日に千葉市で開催される県中学新人大会の出場資格を得ていた。県大会出場の申し込み期間は9月22〜25日で、県小中体連の陸上専門部へのメール送信などが必要だった。顧問は25日に出勤したが、発熱などの症状ですぐに帰宅し、23日に作成していたメールを送信し忘れたという。
29日の県大会会議でミスが判明。同校は出場できるように依頼したが、3人の参加は認められなかった。県小中体連の向後依明会長は「生徒たちの気持ちを考えると非常につらい判断。陸上専門部の決定を尊重するが、今後のエントリーシステムなどの確認に課題が残った。再発防止に努めたい」と説明した。
保護者の一人は「ルールかもしれないが、子どもに落ち度はない。部活は教育の一環。しゃくし定規の対応には疑問を感じる」と話した。