愛媛県の工事入札巡り職員逮捕「信頼回復に全力で」副知事が幹部職員に綱紀粛正の徹底指示【愛媛】

愛媛県が発注した工事の入札を巡り、非公表の価格を漏らすなどした疑いで県職員が逮捕された事件を受け、菅規行副知事県が13日、幹部職員に綱紀粛正の徹底を図るよう指示しました。 この事件では県が発注した久万高原町の急傾斜地の崩壊対策工事の一般競争入札で、中予地方局の河川砂防課の課長・鈴木俊博容疑者(58)が久万高原土木事務所の建設課長だった去年2月、非公表の価格に関する情報を県職員OBの宮崎裕文容疑者(61)に漏らした疑いで逮捕されています。その後、宮崎容疑者から久保建設の社長・久保陽生容疑者(61)らに伝わったとされ、工事を落札しています。 県庁ではこの不祥事を受け、菅規行副知事が幹部職員たちを前に、綱紀粛正の徹底を図るよう指示しました。 菅規行副知事: 「不祥事の再発防止と県民の県政に対する信頼回復に、ここにいる幹部職員全員が先頭に立って全力で取り組んでいく必要があります」 菅副知事は県職員OBも絡んだ今回の事件を巡り、「県の退職者が再就職などした結果、利害関係者となる場合もある」として、過去の人間関係にとらわれないよう注意を促しました。警察は13日、鈴木容疑者らの身柄を松山地検に送り本格的な利害関係の追及が始まります。

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