高松市の自宅に赤ちゃんの遺体を遺棄したとして、２月１８日の夜、２１歳の無職の女が逮捕されました。児童相談所には１月、虐待に関する通告があり、警察が赤ちゃんが死亡した経緯などを調べています。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、高松市屋島西町の無職、豊嶋美琴容疑者（２１）です。警察の調べによりますと、豊嶋容疑者は、１月ごろ、赤ちゃんの遺体を自宅のクローゼットに遺棄した疑いです。 児童相談所の職員と警察が豊嶋容疑者の自宅を訪れたところ、ボストンバッグに入った遺体を見つけたもので、取り調べに対し豊嶋容疑者は、「間違いありません」と容疑を認め、「自分が出産した子供」と話しているということです。 遺体は女の子で、身長約６４センチで、目立った外傷はなく、ベビー服を着た状態で見つかりました。豊嶋容疑者は幼い長男と長女と３人で暮らしていて、長男は自宅にいて、保護されましたが、長女の安否が分かっていないということです。 香川県によりますと、児童相談所に１月１４日、匿名で虐待に関する通告があり、複数回にわたり訪問対応をしていました。警察は、遺体は長女の可能性があるとみて死亡した経緯や犯行の動機を調べています。