人権侵害を認定、鳥取盲学校に再発防止を警告 “酔っぱらい授業”問題

人権侵害を認定、鳥取盲学校に再発防止を警告 “酔っぱらい授業”問題
2008/12/21 00:16 産経新聞

鳥取県立盲学校で無資格の実習助手による単独授業や「酔っぱらい」授業が行われていた問題で、鳥取県弁護士会人権擁護委員会は20日、生徒の教育権に重大な侵害があったとして盲学校に警告と勧告、県教委に勧告などを行った。

記事本文の続き 警告・勧告書では、昭和40年以来続いてきた無資格助手の単独授業は、生徒の教育を受ける権利への重大な侵害と認定。実習助手が15歳の女子生徒に「毛深い」と発言したこと、恐喝被害を受けた生徒に「脅かされて頭が冴えたかな」と発言したことには、盲学校が教職員の人権侵害発言を防止する監督、指導義務を怠ったと指摘した。

 一方、臨時任用の実習助手=3月末に退職=が授業中に居眠りしたことと、芋焼酎入りのチョコレートを食べて授業したことは生徒との信頼を損ねる問題で、教育を受ける権利の侵害と指摘。ただし、実習助手が酔っていたかどうかまでの認定はできないとした。

 調査チームの安田寿朗弁護士は「中継ぎ要員である臨時任用を何年も雇い続けてきたのは県教委の体制の問題」と指摘している。

 今年3月31日に鳥取盲学校専攻科理療科の生徒(35)と別の生徒の保護者(51)が同委員会に人権救済を申し立てていた。

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