駐車していた軽乗用車を盗んだとして窃盗の罪に問われている男の初公判が21日長崎地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。 窃盗罪に問われているのは長崎市に住む40歳の無職の男です。 起訴状によりますと、男は2024年10月20日午前0時11分頃、長崎市の自動車整備会社の駐車場にとまっていた軽乗用車(時価約50万円相当)を窃取したとして窃盗罪に問われています。 21日開かれた初公判で、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察は冒頭陳述で、男に覚せい剤取締法や窃盗の前科が6犯あることを明らかにしました。 動機については「車を運転してみたい」という欲求から駐車場にあった車を盗んだとし、ドライブしたあと長崎市内の防波堤に放置、翌日警察が被害車両を発見したことを明らかにしました。 公判では弁護側の情状証人として、男が逮捕前に生活していた薬物に依存している人が共同生活しながらその克服を目指すリハビリ施設の代表が出廷。代表の男性は「戻ってきたら全力でサポートする、これからも支えていくと伝えている」と話し今後の生活をサポートしていくと話しました。 検察はほかの罪について今後追起訴を予定しているとしています。