「自分の金で遊んでるだけで、誰にも迷惑かけてないのに、なんで叩かれるの?」 「逮捕もされてないし、誰かを傷つけたわけでもないのに活動自粛する必要ない」 19日に活動自粛を発表した人気コンビ「令和ロマン」の高比良くるまに、同情する声が多い。その裏にどのような勢力が潜んでいるかを知れば、「誰にも迷惑をかけていない」などとは言えないことがわかる。 なぜなら、オンラインカジノは世界の闇とつながる「悪の錬金術」となっているからだ。 アジアのマネーロンダリング研究機関「APG」の金融犯罪研究者、シンガポール人のジェイ・チョウ氏は、「オンラインカジノは裏社会の巨大な資金移動システム」と断言する。 「日本の反社会的組織、中国や韓国、ロシア、東欧系のマフィア、東南アジアやアフリカの犯罪ネットワーク、さらにはイスラム系のテロ組織までが、オンラインカジノを運営している実態があります。 そこで賭けられる金は、犯罪者の懐へ流れ、結果的に麻薬取引、武器密売、人身売買を支えることになる。つまり、オンラインカジノに金を投じることは、犯罪組織への資金提供に等しい行為です」 実際に、違法なオンラインカジノの拠点は犯罪が多発している地域に集中している。例えば、ライセンス取得が容易で規制が緩いオランダ領キュラソーや賄賂や汚職が横行して監視がほぼ機能していないフィリピンやカンボジア、もしくは税制優遇のあるジブラルタルやマン島などである。 「真っ当な企業であればラスベガスやマカオ、ほか大都市に置けるはずです。それができないのは運営母体とカネの流れを隠すためです。オンラインカジノで洗浄された資金は、単なる金融犯罪にとどまらず、世界中の違法ビジネスへと流れ込んでいくのです。 中東の武装勢力ですら近年、独自のカジノサイトを運営して、日本語や韓国語の対応サイトまで作っているほど。遊ぶ側はただの娯楽のつもりでも、そこで賭けられた金が戦場の武器になり、麻薬取引の資金になり、詐欺グループの拡大に使われる。オンラインカジノに手を出すことは社会の闇を支える行為という事実を知ってほしい」