福岡市教委:市立小中高で体罰20件 けがさせたケースも−−今年度把握 /福岡

福岡市教委:市立小中高で体罰20件 けがさせたケースも−−今年度把握 /福岡
毎日新聞 2009年3月13日 地方版

 福岡市教委は12日の議会所管委員会で、08年度(2月現在)に把握した市立小中高校での体罰が20件あったと発表した。また、07年度は20件▽06年度は18件で、過去3年間に児童・生徒らにけがさせたケースも24件(各年度8人)あった。

 議員から体罰防止策などを問われ、市教委は「(西区の海岸で教諭が、生徒指導を名目に生徒を砂に埋めた)壱岐中砂埋め事件判決(96年)後、体罰防止の現場指導を徹底している。指導マニュアルを活用し体罰防止に努めている」と答弁。

 しかし、学校での体罰がなくならない理由について「家庭の事情など生徒側が抱えるさまざまな課題や整然とした授業を目指す学校側の事情が、(複合的に)ある。(このような状況下で)キレやすい生徒に対応する中で体罰は発生し、なかなか減少しない」と釈明した。今後、指導主事ら現場の教諭らを含む組織が防止策について再度検討しマニュアルの改訂に着手する。

 一方、市教委が学校からの報告で把握した08年度(09年1月現在)のいじめ相談件数は171件で、26件(08年12月現在)がいじめと認知された。議員からは「市は具体的な取り組み、目に見える検討策を」の声が出ていた。【鈴木美穂】

〔福岡都市圏版〕

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