指導力不足の教諭 分限免職 県教委初めて
2009年3月31日7時7分配信 西日本新聞
福岡県教委は30日、地方公務員法に基づき、県内中学校の英語教諭男性(57)を「指導力不足」で分限免職処分にすると発表した。この教諭は約2年間、所属中学や県教育センターで指導法を改善するよう研修を受けたが、県教委は「指導力の改善がみられない」と判断した。県内で指導力不足による分限免職は初めて。処分は31日付。
県教委によると、この教諭は1988年に採用。年々指導力が落ちて授業で教えるだけの知識や技能がなくなり、改善努力もみられなかったという。
近年の授業はほかの英語教諭と2人で実施。2007年度からは指導力改善の研修を受けてきたが、今年1月の県教委内部の判定会議で「現場には戻せない」と決定。辞職勧告を行ってきた。
教諭に病気などはなく、指導力不足は認めたものの「夢を描いて教諭になった。辞表でその幕を閉じたくない」と辞職に応じなかったという。
県教委教職員課によると、99年度から本年度までに、改善指導の対象となった県内の教諭のうち、辞職を選んだ人は17人に上る。
=2009/03/31付 西日本新聞朝刊=