2023年7月、札幌・すすきののホテルで男性が殺害され、田村瑠奈被告(31)ら親子3人が逮捕・起訴された事件。きょう3月12日、札幌地裁は殺人ほう助などの罪に問われた父親・修被告(61)に、懲役1年4ヶ月執行猶予4年の判決を言い渡した。 凄惨な犯行の裏側には、一体何があったのか。昨年7月に開かれた母親・浩子被告(62)の第2回公判では、証人として出廷した修被告の口から、異様な親子関係が語られていた。当時の記事を再公開する。 (初出:「週刊文春」2024年7月12日号。年齢、肩書は当時のまま) ◆◆◆ 「自宅のリビングの真ん中で『正座して、手を後ろに回して、目を閉じて』と娘に言われました。『手錠と目隠しをしていると思って座って』と。背後からモゾモゾする気配があり、スカーフで頬や首筋を触られる感触がありました」 法廷で明かされた父娘によるSMプレイの描写。それが意味するものとは――。