朝霞の元教諭強制わいせつ：元教師に有罪判決−−地裁 ／埼玉
2009年6月9日13時0分配信 毎日新聞
同僚の２０代女性への強制わいせつの罪に問われた新座市新座２、朝霞市立中学校の元教諭、舟戸勇四郎被告（５９）に対し、さいたま地裁は８日、懲役２年６月、執行猶予３年（求刑・懲役２年６月）を言い渡した。西野牧子裁判官は「先輩教師の立場に乗じ、卑劣」と指摘した。
判決によると、舟戸被告は昨年９月、朝霞市内のカラオケ店で約１時間、被害者に無理やりキスしたり、体を触るなどした。西野裁判官は、被害者が逃げ出せなかった理由を「後日嫌がらせをされたりクラスの生徒に不利益が生じることを恐れたため」としたうえで、「事件後に体調を崩して休職し、男性への恐怖感や睡眠障害に悩まされており、精神的苦痛は甚大」と述べた。舟戸被告は先月、懲戒免職処分となった。【飼手勇介】
６月９日朝刊