わいせつ:講師が教え子に行為 県教委、刑事告発も /福島

わいせつ:講師が教え子に行為 県教委、刑事告発も /福島
2009年6月4日12時3分配信 毎日新聞

 県教委は3日、会津地区の県立高校に勤務する20代の男性非常勤講師が、教え子の女子生徒にわいせつ行為をしたと発表した。昨年度、教員不祥事が相次ぎ、県教委幹部が学校訪問で綱紀粛正を呼び掛け始めたばかりの再発。厳正に処分する方針を示し、刑事告発も検討する。
 県教委によると、講師は4月30日〜5月1日、教え子の女子2人を自宅アパートに泊めた。うち1人とは9日、午後11時ごろまで買い物するなどし、17日未明には自宅でわいせつ行為をしたという。
 22日に講師の自宅近くの住民から「先生が女子生徒を車に乗せて連れている」と学校に連絡があった。教頭が講師へ確認したところ当初は否定したが、25日にわいせつ行為も含めて認めた。講師は3月に大学を卒業し、4月に就職したばかりだった。
 県教委は2日から、幹部職員や教育委員が各県立学校に出向き、不祥事防止を呼び掛け始めたばかりだった。3日に会見した藤田充教育次長は「今まさに指導に全力を挙げて取り組んでいるさなか、このような事態を招き深くおわびする。引き続き再発防止に取り組み、信頼回復に努める」と陳謝した。【松本惇】

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