無免許で中学教諭15年…「生徒に申し訳なく」未申請ズルズル

無免許で中学教諭15年…「生徒に申し訳なく」未申請ズルズル
2009年6月18日7時18分配信 読売新聞

 北海道函館市内の中学校に勤務する男性教諭(45)が、中学校の教員免許がないまま15年間にわたって教壇に立っていたことが17日、わかった。

 道教委は同日付で教諭を3か月の停職処分にした。

 道教委によると、教諭は1994年4月、当時勤務していた小学校から中学校へ異動した際、残務整理などに追われ、中学校の教員免許を道教委に交付申請しないまま着任し、そのまま申請を怠っていたという。中学校社会科の免許を取得する資格はあったという。

 教諭は中学校に転勤になる前の異動希望調査に、中学校教員免許を所持と記入しており、道教委に対して「記入時点では、交付申請するつもりだった。生徒たちへの申し訳なさもあり、胸にしまい込んでしまった」などと話しているという。

 教諭は今年4月、現在の勤務先の上司に打ち明け、道教委に免許を交付申請、5月に免許を受けた。

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