松山ケンイチが語る最終回の見どころ「“親子愛の美しさ”を受け取ってもらえたら」<クジャクのダンス、誰が見た?>

金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系/U-NEXT、Nettflixで配信)が、3月28日(金)についに最終回を迎える。ここまで広瀬すず演じる主人公・心麦と共に事件の真相を追ってきた弁護士・松風義輝を演じた松山ケンイチにインタビューを敢行。クランクアップを迎えた心境と最終回の見どころを語ってもらった。 ■「このマンガがすごい!2024」ランクインの大人気漫画が待望のドラマ化 本作は、月刊漫画雑誌「Kiss」(講談社)にて連載中で、「このマンガがすごい!2024」(宝島社)オンナ編の第4位にランクインした浅見理都の同名漫画をドラマ化。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫る姿を描くヒューマンクライムサスペンスだ。 父が殺された理由を追う大学生・山下心麦を広瀬すずが演じるほか、心麦と共に事件の真相を追う弁護士・松風義輝役を松山ケンイチ、殺された心麦の父・山下春生役をリリー・フランキー、心麦を執拗に追う週刊誌の記者・神井孝役を磯村勇斗が務める。 さらに、心麦を取り巻く人物として松風の弁護士事務所の共同経営者・波佐見幸信役に森崎ウィン、心麦と春生が通う屋台ラーメン店の店主・染田進役に酒井敏也、心麦の母・山下静香役に仙道敦子、心麦の伯母・木村夏美役に原日出子、心麦の小学校時代からの友人・ありさ役に清乃あさ姫、春生の捜査一課時代の部下・赤沢正役に藤本隆宏、赤沢の妻・赤沢京子役に西田尚美、その息子・赤沢守役に野村康太が決定。 事件に関わる人物にも、検事・阿南由紀役の瀧内公美、捜査一課の若手刑事・秋貞隆雄役の絃瀬聡一、東賀山署の刑事・西陣誠役の斉藤優、22年前に起こった一家惨殺事件の犯人として逮捕された死刑囚・遠藤力郎役の酒向芳、遠藤の息子で春生を殺害した犯人として逮捕される遠藤友哉役の成田凌ら、豪華キャストが集結。謎が謎を呼ぶストーリーを盛り上げていく。 ■森崎ウィン“波佐見”との掛け合いの舞台裏 ――ここまで松風を演じた感想を教えてください。 今考えると、松風は演じやすいキャラクターだったかなと思います。(広瀬)すずちゃんや(弁護士・波佐見幸信役の森崎)ウィンくん、(雑誌「週刊ジダイ」の記者・神井孝役の)磯村(勇斗)くんら、さまざまな共演者と対峙する中で、それぞれの“間”をうまく引き出してもらえたので、すごくありがたかったです。 撮り進めていくうちに、対峙する共演者からもらえる“間”や刺激によって、松風というキャラクターを演じられたと思います。 ――共演者の皆さんからも松風と波佐見の掛け合いが印象に残っていると話題に上がっていました。 全体的にシリアスな雰囲気で進んでいく中で、ウィンくんとはコミカルな部分を担当することが多かったですね。なので、シーンやセリフのやり取りでどうやってコミカルさを出していくか、“小学生時代からの幼なじみ”という2人の関係性を表現するために何が必要なのか、撮影現場でよく話し合っていました。 ――第8話で描かれた、松風が父親・久世正勝と対峙する場面も印象的でした。演じられた篠井英介さんの印象は? 篠井さんとは共演経験があったので、特に身構えることなく、自然に親子としていられた気がします。篠井さんはすごく柔らかく、繊細な表現をされる方。そのお芝居を受けると、僕自身の心が震えてくるんです。これまでもその魅力に感動してきましたが、改めて魅了されました。松風親子の雰囲気は、篠井さんに引き出していただいたので感謝しています。 ――同じく第8話では、母親・美希(宮崎美子)に会いに行くシーンで実際に福岡ロケが行われましたね。 実際にお客さんがいらっしゃる屋台で撮影したのですが、すごく新鮮でしたし、面白い経験でしたね。屋台で提供されているメニューをいただけましたし、いい思い出になりました。 ■話題となったSNS投稿は「少し違った角度から発信するように心がけました」 ――ご自身のSNSで犯人考察や撮影現場からの情報共有を行われていましたが、それらの投稿への反応はいかがでしたか? ドラマを見てくださっている方や、原作を知っている方、さまざまな方にコメントをいただいています。一番はこのドラマをより多くの方に見てもらいたいという思いがあったので、少し違った角度から発信するように心がけました。楽しんでいただけていたらうれしいです。 ――最終回の見どころを教えてください。 8話の終わりから、徐々に事件の真相が明らかになってきました。僕はすずちゃん演じる心麦と、リリー・フランキーさん演じる山下春生の親子のシーンがすごく好きですし、22年前の東賀山事件で死刑判決を受けている遠藤力郎(酒向芳)と、春生を殺害したとして逮捕されている友哉(成田凌)親子の結末も気になるところです。“親子愛の美しさ”を受け取ってもらえたらうれしいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする