児童虐待“見逃し”が発生する明確な理由…死に至った子どもの「司法解剖」で判明する“真実”

児童の虐待死のニュースが報道されると決まって、周囲の大人の責任を主張する人がいる。実はこの反応は重大なことを見落としている。たとえそれが事実だとしても、小さな子どもの場合、そうした環境から逃げることも助けを求めることも極めて困難という現実だ。 「子どもたちが真実を主張できる唯一の機会は『司法解剖』という死後検査しかない」。そう力を込めるのは司法解剖医の岩瀬博太郎氏。現場を知り尽くす氏が、児童虐待死の実態を、怒りを交えながら解説し、その対策を提言する。 ※ この記事は岩瀬 博太郎/柳原 三佳両氏の書籍『新版 焼かれる前に語れ 日本人の死因の不都合な事実』(WAVE出版)より一部抜粋・再構成しています。

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