今月下旬、東京・西東京市のスナックで女性店長が刺されて死亡した事件で、41歳の元夫が逮捕されました。現場近くの防犯カメラには、事件直前の様子が写っていました。 事件の直前、階段を降りてスナックに入っていく店長の女性。そのおよそ50分後には、フードを被った黒い人物が。 きょう、警視庁に殺人の疑いで逮捕された、東京・練馬区の無職で韓国籍の康恩哲容疑者(41)とみられます。康容疑者は今月24日から25日にかけて、西東京市にあるスナックで、元妻で店長の徳山智美さん(37)の右胸や顔などを十数回、果物ナイフで刺し、殺害した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、康容疑者自身も首などに刺し傷があり、病院に運ばれましたが、退院したことから、きょう逮捕されました。康容疑者は逮捕時に「全く分からない」と容疑を否認し、その後は黙秘しているということです。 捜査関係者によりますと、徳山さんは今月20日ごろ、警視庁に康容疑者からリベンジポルノの被害を受けたと相談していて、去年の春ごろには、DVに関する相談もしていました。 また、去年5月には、康容疑者がスナックが入る建物に乗用車で突っ込み、徳山さんを殴ったとして逮捕される事件が起きていて、警視庁は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、調べています。