セクハラ:山梨大60代教授、女性助手に1年7カ月間 自ら辞表、処分せず /山梨
2009年8月4日14時0分配信 毎日新聞
山梨大(前田秀一郎学長)は3日、同大大学院医学工学総合研究部の60代の男性教授が、1年7カ月にわたって20代の女性助手の体を触るなどの行為を繰り返したと発表した。教授は8月1日付で辞職しているため、懲戒処分は行わない。
大学によると、教授は06年1月〜07年7月、助手の体を繰り返し触ったほか、出張や昼食への同伴を強要した。助手が07年7月に大学に届け出て発覚。調査の結果、大学は今年3月に「セクシュアルハラスメントとパワーハラスメント」と認定した。
小島幸治・同大人事委員会委員長は「具体的事実については、助手の要望で話すことはできない」と、教授の行為の詳細を明らかにしなかった。
同大は7月31日に「停職6カ月相当」との結論を出したが、教授が7月15日に「今回の不祥事の責任を取る」と辞表を提出しており、処分せずに退職を認めた。
同大は7月21日、学生に教育的配慮に欠ける発言をしたとして、大学院医学工学総合研究部の男性准教授を減給処分、同24日には酒気帯び運転で人身事故を起こした医学部付属病院の女性看護師を停職6カ月の処分にしている。【小林悠太】
8月4日朝刊