沖縄の宮古島で、国の天然記念物のオカヤドカリ998匹を違法に所持したとして、台湾出身の男2人が逮捕されました。 文化財保護法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも台湾出身の自称グラフィックデザイナー林柏亨容疑者と、自称会社員の黄皓天容疑者の2人です。 警察によりますと、3月30日夜、宮古島市内の宅配業者から、「ヤドカリのようなものが入った 荷物の発送を頼まれた」と警察に通報がありました。 業者は荷物を預けた男に、配送できないので、引き取りに来るよう伝えたということで、31日朝、集荷場に現れた男2人に警察が任意同行を求め、箱の中身を確認したところ、オカヤドカリ998匹が入っていたということです。 2人は容疑を一部否認していて、警察は2人がヤドカリを持っていた経緯や目的を調べています。