教諭、高校で盗撮 県教委が懲戒免職 更衣室にペンカメラ 宮崎
2009年8月5日7時7分配信 西日本新聞
宮崎県教育委員会は4日、勤務する高校の女子更衣室で盗撮するセクハラ(性的嫌がらせ)行為をしたとして、県央地域の県立高校男性教諭(48)を同日付で懲戒免職処分にした、と発表した。
県教委によると、男性教諭は7月11日昼ごろ、顧問を務める部活動の練習の合間に、体育館の女子更衣室に侵入し、段ボールに刺した動画撮影機能付きボールペンをロッカー付近に盗撮目的で設置した。女子生徒が不審なペンに気付き、パソコンでデータを再生したところ、更衣室内の様子などが収録されていた。
同日、男性教諭がこの女子生徒に「ボールペンを知らないか」と尋ねたことから、教諭の関与が判明。相談を受けた生徒の親が学校に届け出た。
学校側の聴取に、男性教諭は盗撮目的だったことを認めており「ペンは6月下旬、新聞広告の通販を見て購入した」と話しているという。
渡辺義人・県教育長は「教職員が児童生徒へのセクハラを行ったことは遺憾極まりない。大変重く受け止めている」と謝罪した。
=2009/08/05付 西日本新聞朝刊=