暴力行為2250件過去最悪 小学生の児童間が倍増 20年度公立校

暴力行為2250件過去最悪 小学生の児童間が倍増 20年度公立校
2009年8月7日7時56分配信 産経新聞

 都教育委員会は6日、平成20年度の公立校における児童・生徒の問題行動などに関する調査結果を発表した。教師や生徒への暴力などを集計した「暴力行為」は、小中高の合計が前年度比約27%増の2250件。調査が始まった18年度以来、最悪の結果となった。都教委は「特定の生徒が繰り返す暴力行為が数値を押し上げている」と分析している。

 調査によると、小学校の増加幅が最も多く同51%増の364件。次いで中学校が同27%増の1855件、高校は同52%減の31件となった。内訳では小学生の児童間暴力が同91%増の210件と目立った。

 「いじめ」は小中高と特別支援学校の認知件数の合計が同19%減の3354件。解決が図られたのは、全体の約80%に当たる2669件だった。

 一方、都生活文化スポーツ局も同日、私立学校分の調査結果を発表。暴力行為は小中高の合計が323件で同17%減。いじめも小中高と特別支援学校の認知件数の合計で同19%減の321件となった。

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