去年1年間の「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による犯行とみられる事件の摘発人数が、全国で1万105人に上ったことが警察庁のまとめで分かりました。 SNS上で実行役を募集し、各地で強盗や窃盗などを行う「匿名・流動型犯罪グループ」通称・トクリュウ。トクリュウの特徴として、犯罪収益を吸い上げる中核の人間は匿名性の高い通信手段を使うなどして「匿名化」される一方、SNSなどで募集された末端の実行役は「使い捨て」にされ、メンバーを入れ替えながら多様な資金獲得活動を行うため、警察庁は実態の把握が容易ではないとしています。 去年8月以降に首都圏で相次いだ強盗事件では、逮捕された容疑者の大半がSNSで「闇バイト」に応募し犯行に加担していて、トクリュウによる犯行だとみられています。 きょう(3日)発表された警察庁の統計によりますと、去年(2024年)1年間のトクリュウによるとみられる犯行のうち、詐欺や強盗など資金獲得を目的とした事件での摘発人数は全国で1万105人でした。 このうちおよそ4割の3925人がSNSで募集されて犯行に及んでいたということです。主犯・指示役の摘発は、全体のおよそ8%にあたる841人でした。 警察庁はトクリュウを治安対策上の脅威と位置づけていて、「総力を挙げて、実態解明および取り締まりを強力に推進していく」としています。