交通事故:75歳はね、重体 松商サッカー部監督、容疑で逮捕−−塩尻 /長野

交通事故:75歳はね、重体 松商サッカー部監督、容疑で逮捕−−塩尻 /長野
2009年9月8日13時1分配信 毎日新聞

 7日午前8時40分ごろ、塩尻市大門の国道19号の信号交差点で、自転車を押して横断歩道を渡っていた塩尻市宗賀、無職、小林正一さん(75)が、右折してきた松本市城東、会社員、大出裕之容疑者(58)運転の軽ワゴン車にはねられた。小林さんは頭などを打ち、意識不明の重体。塩尻署は、自動車運転過失傷害の疑いで大出容疑者を現行犯逮捕。同容疑者は松商学園高の嘱託顧問で、サッカー部監督。同署などによると、運転免許証の更新に行く途中だったという。
 同校によると、大出容疑者は同校OBで、86年から嘱託顧問として指導。全国高校サッカー選手権に9回(同校は通算10回)、インターハイに7回(同12回)導いた実績がある。
 事故を受けて同校の平林尚武校長は記者会見し、「事故で重篤な状態となってしまい、心からおわびしたい」と被害者に謝罪した。
 大出監督の去就に関しては今後理事会で検討するという。サッカー部員には平林校長が状況を説明、動揺した様子はなかったという。12日に予定される全国サッカー選手権大会予選の3回戦は、別の教諭が代わりに監督を務める。【大平明日香、渡辺諒、大島英吾】

9月8日朝刊

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