神奈川歯科大が資産運用で損失52億円、投資会社の刑事告訴を検討

神奈川歯科大が資産運用で損失52億円、投資会社の刑事告訴を検討
2009年9月8日0時0分配信 カナロコ

 学校法人神奈川歯科大学(横須賀市稲岡町、久保田英朗理事長)が資産運用で多額の損失を出し、投資会社がずさんな運営を行っていたとして、同法人が投資会社を金融商品取引法違反罪などで刑事告訴を検討していることが7日、同法人への取材などで分かった。

 同法人によると、2005年9月から複数の投資会社での資産運用を開始。このうち横浜、東京、シンガポールの三つの投資会社で運用した約66億円のうち約52億円の損失が出たという。

 同法人はことし5月上旬に理事らをメンバーとする内部調査委員会と、弁護士らの外部調査委員会を立ち上げて調査を実施。三つの投資会社を通じて行った投資で、ファンドが無断で解散するなど不自然な実態があったという。責任を取る形で、6月下旬に高橋和人元理事長を含む理事8人が辞任している。

 三つの投資会社が行った資産運用の内容について、同法人側に詳しい説明はなかったという。同法人の財務担当者は「運用実態について承知していない」と話している。

 同法人は運用の経緯などについて調べているが、投資先は元財務担当理事ら一部理事が主導して決めていたという。横浜の投資会社は、同法人の元投資顧問が社長を務める会社だった。

 神奈川歯科大学は、1910年に前身の東京女子歯科医学校として設立。神奈川歯科大のほか、湘南短大、付属歯科技工専門学校、付属病院などを運営している。学生約1350人、教職員約450人。

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