三重総合高教諭の体罰:県教委、生徒の母親に報告書を公開 処分事由説明書も /大分
2009年9月30日16時1分配信 毎日新聞
県立三重総合高(豊後大野市)の男性教諭(30)が、3年生の男子生徒に体罰を加えて1週間のけがをさせ停職6カ月となった問題で、県教委は29日、生徒の母親(52)に体罰報告書や教諭の停職処分事由説明書を公開した。
母親は今月7日「停職6カ月は軽すぎる。理由を知りたい」として、情報公開条例に基づき、事件にかかわる公文書を請求した。
公開された県教委の処分事由説明書によると、教諭は4月21日午後8時10分ごろ、課題を再提出させるため生徒を呼び出し、多数回にわたって顔を拳でなぐり、胸や腹を足でけるなどの暴行を加え、首などに1週間のけがをさせた。さらに暴言を浴びせ、けがをした生徒を病院につれていきたいという保護者の希望を聞き入れず、約3時間面談を続けた。
説明書の記載内容について母親は「大まかにまとめられ過ぎている。もっと事細かに書いてほしい。これで処分が決められていいのか」と話した。【高芝菜穂子】
9月30日朝刊