慶応大で6170人分の学生名簿など流出、一部に住所や電話番号など/横浜

慶応大で6170人分の学生名簿など流出、一部に住所や電話番号など/横浜
カナロコ 2012年1月23日(月)22時45分配信

 慶応大学は23日、理工学部(横浜市港北区)の学生ら約6170人分の名簿がインターネット上に流出したと発表した。一部には性別や住所、電話番号も含まれていた。既に削除され、不正使用などの被害は確認されていないという。

 同大学によると、流出したのは、2003〜06年度と08、09年度の理工学部・大学院理工学研究科所属の学生名簿や科目の得点の入った履修者名簿など計44ファイル。うち2ファイル延べ39人分に住所などが含まれていた。

 同学部の男性准教授が昨年5月、ネットサーバー上に、誤ってパスワードなしで閲覧できる状態で名簿ファイルを保存。大手検索サイトの自動検索により、同12月26日からことし1月6日まで閲覧できる状態だった。

 この期間に39件のアクセスがあり、延べ102ファイルが閲覧されたという。

 同大学の大学院生がネット上にファイルを発見、大学側に連絡して発覚した。学生らには23日までに謝罪文書を送付したという。同大学は「関係者に多大な迷惑をお掛けした。再発防止策を実施するとともに、関係者の処分を検討する」としている。

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