金属が盗まれる被害が茨城県内で相次ぐなか、盗まれたものだと知りながらメタルケーブルを買い取ったとして、茨城県の金属買い取り業者の中国籍の男が逮捕されました。 盗品等有償譲り受けなどの疑いで逮捕されたのは、茨城県土浦市の金属買い取り業者「万達株式会社」の会社役員で中国籍の張コウ容疑者(31)です 警察によりますと、張容疑者は去年8月、土浦市の金属加工工場で、盗まれたメタルケーブル1本、およそ6万5000円相当を盗品だと知りながら2万100円で買い取った疑いがもたれています。 別のケーブル窃盗事件で、すでに逮捕・起訴された男が警察の取り調べに対し、「万達に持ち込んで買い取ってもらった」と供述したことなどから、張容疑者が関与した疑いが強まったということです。張容疑者は容疑を否認しています。 警察はきょう午前8時すぎ、別のケーブル窃盗事件の容疑で、この工場に家宅捜索に入り、スマホや帳簿などを押収しました。 警察は組織的な犯行の可能性があるとみて張容疑者の余罪についても捜査するとともに、盗品の流通経路の実態解明を進めています。