海外のオンラインカジノサイトを利用して、パチンコ台で遊んでいる実況動画を無許可で動画サイト「ユーチューブ」に配信したとして、茨城県警笠間署と県警生活環境課は8日、著作権法違反の疑いで、岡山県岡山市、飲食会社役員、女(29)ら3容疑者を逮捕した。同課は、3容疑者の認否を明らかにしていない。 他に逮捕されたのは、愛知県名古屋市、動画編集会社役員、男(33)と、同市、動画編集業、男(33)。 逮捕容疑は2023年8月31日から9月28日ごろ、海外のオンラインカジノサイト「K8(ケーエイト)」にログインし、パチンコメーカーの三洋物産(名古屋市千種区)と平和(東京都台東区)のパチンコ台を遠隔で使用した様子を撮影。録画動画2本を編集し、それぞれユーチューブに配信して2社の著作権を侵害した疑い。 同課によると、女はユーチューブチャンネルの動画に出演しており、男2人が動画を編集したという。同課は、3容疑者がK8から報酬を得ていた可能性があるとみて調べている。パチンコメーカー2社は一般財団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(東京都文京区)に加盟しており、同協会が県警に相談したという。