無資格実習、元高校講師らに1700万円賠償請求

無資格実習、元高校講師らに1700万円賠償請求
2009年10月8日 読売新聞

 北九州市小倉北区の私立真颯(しんそう)館高校で、元講師の男性(58)(懲戒解雇)が調理師免許のコピーを改ざんし、無資格で調理実習を行っていた問題で、同校を運営する学校法人・真颯館(原田照男理事長)が、この男性ら3人に総額約1700万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こしていたことが分かった。

 提訴は9月18日。ほかの2人は、男性の知人で以前に実習を担当していた別の元講師と、男性を学校側に紹介した同法人の評議員。

 訴状によると、3人は共謀して2007年7月頃、男性が03年に取得した調理師免許のコピーを「1995年5月取得」と改ざんして学校に提出。実習教員に必要な「取得から10年以上の実務実績」をクリアしているように見せかけた。男性は07年9月から08年6月までの約9か月間、授業を行った。

 同年6月に問題が発覚し、法人側は「無資格者の授業は無効」との厚生労働省見解を受け、男性から授業を受けた生徒108人を対象に21〜128時間の補講を実施。訴訟では、補講費として約561万円、風評被害の補償費として約1000万円などを求めている。

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