広末涼子容疑者 事故直前に運転交代していた 健康状態は問題なし

交通事故後に搬送された静岡県島田市の病院で看護師に軽傷を負わせたとして、8日に傷害の疑いで静岡県警掛川署に現行犯逮捕された女優の広末涼子容疑者(44)が9日、留置先の浜松西署から静岡地検に送検された。捜査関係者によると同容疑者は事故直前に立ち寄ったサービスエリアで同乗していた男性から運転を交代していたことが判明。徐々に事故と事件の詳細が明らかになってきている。 逮捕から一夜明け、広末容疑者の捜査や手続きは粛々と進められた。午後2時頃、100人以上の報道陣が詰めかける中、白の警察車両に乗せられた広末容疑者の身柄は、留置されていた浜松西署から静岡地検に移送。車内は網や扉で仕切られており、座っているとみられる後部座席の様子は確認できなかった。同車両は午後6時頃に浜松西署へ戻った。 前日から始まった捜査は薬物使用の他、人間関係や精神疾患などあらゆる可能性を視野に入れて実施。交通事故や不審な言動につながった原因の調べが進められた。 捜査関係者によると、奈良県から帰京する途中、事故直前に広末容疑者が浜松市内のサービスエリアで同乗の男性から運転を交代していたことが判明。その後、大型トレーラーに追突したという。また、逮捕当初は確認できなかった同容疑者の運転免許証が、事故車両から見つかったことも明らかになった。 別の捜査関係者によると、警察は同容疑者を逮捕後に再度病院へ同行させ、交通事故による受傷がないか検査。事故直後に搬送された島田市立総合医療センターでは、暴れていたことから精密な検査ができなかったためとしている。 検査の結果は軽傷だったといい、骨折や内臓に対するダメージなど大きなけがは見当たらず、健康状態に問題はないと診断された。検査を受ける際はおとなしく対応していたといい、当初は大声を出すなどしていた取り調べでも、次第に落ち着きを取り戻しているという。 今後は検察の勾留請求が裁判所によって認められれば、原則として10日間、最大で20日間の身柄拘束が続く。検察が勾留請求をしない、もしくは裁判所が請求を認めなかった場合はただちに釈放となる。 ◆広末容疑者事件経過 ▼7日 奈良県で仕事後に車で帰京中、浜松市内のサービスエリアで同乗の男性と交代し自ら運転。 ▼午後6時50分ごろ 掛川PA付近で大型トレーラーに追突。事故後、車から降りた広末容疑者は道路に座ったり、歩き回ったりするなど、落ち着かない様子。 ▼8日午前0時20分ごろ 治療に向かった静岡・島田市立総合医療センターで暴れ、看護師を数回蹴ったり、引っかくなどして軽傷を負わせ現行犯逮捕。 ▼8日未明 静岡県警掛川署で取り調べ。その後、浜松西署に移送され取り調べ。 ▼9日午後2時ごろ 浜松西署から送検。

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