千葉県警の警察学校(千葉県東金市士農田)で11日、入校式が行われ、真新しい制服に身を包んだ18~32歳の男女計358人が県警の一員としての第一歩を踏み出した。 宮沢忠孝本部長は「これまでの生活とのギャップに戸惑いや不安を感じることもあると思うが、教官の指導を素直に、前向きに受け止め、県民のために力強く熱意のある警察官を目指してほしい」と訓示した。 入校生は寮生活で、警察官は半年~10カ月間、逮捕術などの指導を受け、一般職員は約1カ月間、警察事務に必要な法学などについて学ぶ。 松崎朱里(あかり)さん(23)は「地道な捜査と執念で証拠を見つけ、犯人を特定する鑑識を目指したい」と抱負を述べた。 山口諒也さん(22)は「厳しい訓練を耐え抜いて、強い精神力を持った県民を守れる警察官になりたい」と意気込んだ。(松崎翼)