閉店作業中の薬局で女性店長を手錠やロープで縛り、現金を奪ったとして、大阪府警は11日、堺市堺区向陵東町3丁の無職林田成彦容疑者(60)を強盗致傷と建造物侵入の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 捜査1課によると、林田容疑者は3月28日午後9時すぎ、大阪市住吉区万代3丁目の薬局に無施錠のシャッターを上げて侵入。店長の30代女性にナイフを突きつけた後、両手を手錠やロープで縛るなどし、金庫から現金22万円を奪った疑いがある。女性は両手に捻挫などの軽傷を負った。 当時女性は1人で閉店作業中だった。防犯カメラの捜査などで、店から堺市方面へ逃走している人物がいることがわかり、林田容疑者の関与の疑いが浮上したという。(岡田真実)