スーパーで女性が包丁で刺されて死亡。逮捕された夫が「遺産を巡りトラブルがあった」と供述したことが分かりました。 ■逮捕の夫「遺産でトラブル」 西武池袋線の清瀬駅スーパーに救急車が到着。大勢の救急隊員が搬送作業にあたる様子が防犯カメラに捉えられていました。 スーパーの利用客 「びっくりしましたね。こんな所で、ああいうことはめったに起こりませんのでね」 13日午前10時半すぎ、東京・清瀬市のスーパー「西友清瀬店」で女性が刺されて死亡した事件。現場にいた夫の兼澤孝行容疑者(58)が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。 兼澤容疑者は事件前に店内で刃渡り15センチ以上の牛刀を購入していました。 店舗3階の女性用トイレの中で倒れていた妻の益代さん。右胸や右脇腹など複数カ所を刺されていて、搬送先の病院で死亡しました。 店に入ってから口論になったとみられる2人。兼澤容疑者は脅す目的で包丁を買いに行ったと供述しているほか、妻とは以前からトラブルがあったとも話しています。 兼澤孝行容疑者 「遺産のことで以前から妻と金銭トラブルがあった」 スーパーの利用客 「ご夫婦だからね、そこまではしなくてもね。話をしてね、何とかならなかったのかしらって」 「夫婦でけんかするのはいいけど、公の場でやるのはちょっとね。一般の人は迷惑だよね」 警視庁は兼澤容疑者に強い殺意があったとみて、容疑を殺人に切り替えて詳しい経緯を調べる方針です。