公然わいせつ：小学教諭を懲戒免職 教育長ら減給−−里庄町 ／岡山
毎日新聞 2009年11月21日 地方版
県教委は２０日、女性に下半身を見せ、公然わいせつ罪で罰金２０万円の略式命令を受けた里庄町立里庄東小の小松孝裕教諭（２５）＝浅口市鴨方町鴨方＝を同日付で懲戒免職にした。また、不祥事発覚後も小松教諭を勤務させ、県教委への報告も怠ったとして、才野晋・町教育長（６４）を減給５カ月（１０分の１）、大山芳孝校長（５４）を同３カ月（同）の懲戒処分にした。
県教委によると、小松教諭は０８年９月〜１２月と今年３月、浅口市や広島県福山市で、通行中の女性に下半身を見せる行為を繰り返して検挙、略式起訴され、今月６日に略式命令を受けた。小松教諭は「仕事でストレスがたまり、女性の反応を試したかった」と説明したという。
小松教諭は３月時点で、大山校長に「立ち小便をしていた」などと説明。町教育長と校長は７月に警察からの連絡で嫌疑を知ったが、１０月２３日まで教壇に立たせ、修学旅行の引率も任せていた。大山校長は、検察へ起訴猶予処分を求める上申書も提出していた。才野教育長は「報告のタイミングを逸した。起訴が免れないと聞き、報告した」と話した。【石川勝義】