酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転し、2台の車に衝突して2人にケガをさせたにも関わらず、そのまま走り去ったとして、広島県警は31日、安佐北区落合南2丁目に住む電気工事士の男(28)を危険運転致傷と道路交通法違反(救護義務違反、事故報告義務違反)の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、男は30日午前8時半ごろ、広島市安佐北区の県道37号で酒気を帯びて軽乗用車を運転し、同区口田1丁目の矢口三差路において、赤信号で停車していた乗用車に衝突。逃げようとして車線を変更したところ、後方から来た別の乗用車にも衝突しましたが、そのまま走り去った疑いが持たれています。 この事故で初めに衝突された乗用車を運転していた男性(70)と同乗していた女性(67)の2人が首や腰を捻挫するケガをしました。 警察の調べに対して男は「覚えていない」と供述しているということです。 目撃者からの110番通報によって事故が発覚。事故を起こした軽乗用車が会社名義だったことから、男の関与が浮上。警察が30日に、男に事情を聴いた際、呼気から基準を超えるアルコールが検出されたということです。 警察は事件のいきさつを詳しく調べています。